石橋正雄の「生き方上手じゃないけれど」

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zoom RSS ドラマ「契約結婚」 第6週A(第28回〜第29回)

<<   作成日時 : 2005/08/14 05:05   >>

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【第28回 8/11放送分 脚本:大原久澄】
「この結婚を続けていても、誰も幸せにはなれません」
 万砂子は八重子にそう言った。
 万砂子が離婚したいというのなら離婚しよう、それが契約結婚だと言う、いつも通りの信太郎。しかし、実はまだ万砂子のことを愛していると言う。
 では万砂子はどうなのかと言うと、
「いいえ・・・愛してます」
 何だそれは。あれだけ毅然とした表情で離婚を切り出しておきながら、この中途半端な態度。見れば見るほど万砂子が軽率な人間に思えてくる。
 信太郎に愛される万砂子は幸せ者だと言う八重子。すると万砂子は、自分は幸せではいけないと言う。えっ?自分は幸せになってはいけないから離婚するということなのか?「この結婚を続けていても、誰も幸せにはなれません」ってさっき言いましたよね?「誰も」の中に万砂子自身も含まれてはいないですか?非常に矛盾していると思うのですが。
 結局どうやら、美千代への償いのためには離婚することで自分が不幸になるしかない、ということらしい。しかしもし本当に離婚したら、美千代は猛烈に憤慨することだろう。3億5千万円の賠償額を手にするには、八重子の所有するマンションを売却する必要があるのだから、万砂子と福田家との縁が切れては困るのだ。まあ、万砂子が信太郎と離婚した上に、3億5千万円の賠償資金のやりくりの目処がつかない、という展開の方が、美千代がいつまでも万砂子をネチネチと苛められるのかもしれないが。しかしそれを万砂子は望んでいるのか?というより、そこまで万砂子は考えているのだろうか。
 結局、離婚の理由をハッキリと説明しないまま福田家を退散した万砂子。何だったんだ、この離婚騒動は。全く意味が無かったとしか思えない。しっかりして下さいよ、大原久澄さん。

「愛し合っているなら、二人に愛があるなら、今別れるなんておかしいだろ?」
「万砂子が不幸になったからって、美千代さんに幸せが戻る訳じゃない」
 信太郎の言葉を思い出す万砂子。
 しかしこれくらいのこと、どうして万砂子は理解できないのだろうか。美千代の心もいずれ変わるという信太郎の言い分は非常に説得力があるにも係わらず。まあ、万砂子はそんな信太郎の言葉に耳を傾けず、自分勝手に振舞った結果、美千代の心の傷に塩をたっぷり塗り込んでしまい、取り返しのつかない事態になってしまったのだから。
 このように、万砂子の不幸は万砂子自身が招いたものなのだから、万砂子に同情が集まらないのも当然か・・・。

 美千代からの訴訟への対応を片桐に依頼をする八重子。これは非常に自然な流れだろう。片桐は弁護士である上に、万砂子とも美千代とも旧知の間柄なのだから。
 八重子が片桐に依頼してよいかはかなり悩んだという。万砂子と片桐が恋仲ではないかと疑っていたからだそうだ(ドラマでは直接述べられていないが、「赤い糸の天使より」の手紙の件が、万砂子の狂言であることが分かったという件が、片桐への疑いを解消したとも考えられる)。そして、万砂子を信太郎から奪ったりしない、と八重子は片桐に誓わせた。
 これも万砂子を愛する信太郎の心を傷つけないための親バカ故のことである。しかし、その気持ちは分からなくもない。信太郎の父親が家を出て行ったのは八重子のせいだと信太郎に決め付けられた上に、契約結婚という形態を信太郎に思いつかせた原因は自分にあると八重子は考えているのだ。だが今になってようやく、本当に人を愛することの意味に信太郎が気付こうとしているのだから、それを応援しようと考えるのは、親として当然の思いかもしれない。

 片桐の説得により、美千代が万砂子との交渉に応じることを了承した。
 ここでの片桐の美千代に対する説得はなかなかのものだったと思う。
 この件を聞いて喜ぶ万砂子。しかし、あれだけ人生を揺るがすような事件が起こったにも係わらず、万砂子は何らの反省もしていないのだから、またひと悶着ありそうだが。

 やはり、美千代の怨念は凄まじかった。最初から万砂子との交渉に応じるつもりはなかったと言うのだ。そして片桐に抱きつく万砂子。そこへ(わざとらしく)やって来た信太郎!万砂子との仲を疑っている上に、(恐らく)片桐にコンプレックスを抱いているであろう信太郎は、片桐の説明も十分聞かずに、万砂子のマンションを飛び出してしまった。
 片桐はダメだ、と言う信太郎の気持ちは、男性の方がよく分かると思う。身内の揉め事を、亭主である自分ではなく、よりによって大学の同級生の方が敏腕に解決するという展開は、男にとって余り良い気分ではないはずだ。
 それを鋭く看破した片桐。「黙って見てろ!それが万砂子のためだ。この件に関しては、お前に出来ることなんて無い!」余りに厳しい言葉だが、非常に納得できる。自分の自由のために契約結婚をしたことで万砂子を苦しめた上に、万砂子のためを思ったなどと嘘ぶいて美千代を抱いたりして、余計万砂子を苦しめたのだから。万砂子だけでなく、信太郎もそういう点では何ら無力なのだ。

 万砂子が心変わりしたのではないかと疑い出した信太郎。万砂子がまだ信太郎を愛しているというのならそれを証明しろ、そのためには全部脱げと、信太郎は言った。そして本当に服を脱ごうとした万砂子を見て、信太郎は「どうかしてた」と言って万砂子を止めた。そしてそのまま万砂子のマンションを出てしまった。
 何ですかこれは?もう二人とも正気で無くなり始めたこの夫婦。見ている方が痛々しい。

 何と、万砂子に次雄の面倒を見るように迫った美千代。ここで次回へ。


【第29回 8/12放送分 脚本:大原久澄】
 次雄と別れた上に、万砂子に次雄の面倒を見るように迫る美千代。
「美千代が・・・私を頼ってくれて・・・すごいうれしい。・・・ありがとう」
 何?この万砂子の台詞は。あれほどまでに酷い仕打ちを美千代から受けておきながら、こんなことを平気で言えるなんて。もうここまで来ると尼僧やカルト信者の領域である(最初からその気はあると思っていたが)。ここまで私を滅することが出来る人間は、フィクションの世界でも稀であろう。また一つ万砂子が遠く感じられた瞬間であった。
「次雄さん・・・大丈夫よ。美千代は、次雄さんのこと、ちゃんと愛してる。愛してるから、側にいられないの・・・」
 酷い妄想ぶりだ。いくらフィクションとはいえ、これは酷い。

 万砂子が食事を与えようとしても、無表情なまま応じようとしない次雄。思わず苛立ってしまった万砂子は、
「ごめんなさい・・・次雄さんの心の中が分からない。どうしたらいいのか分からない」
 私は思わず爆笑してしまった。コントなのか、これは?次雄は喋れないのだから、次雄の考えなど、分かるはずないだろうが。

 次雄は信太郎の家で預かり、専門の介護の人に面倒を見てもらおうと提案する信太郎。それに対して、美千代はやっと自分を頼りにしてくれたのに、それでは意味がないと言う万砂子。美千代が自分を苦しめるだけだと知っていても、それで一生を棒に振っても、構わないと言う。ここまで私を滅する様を見ると、不快感すら抱いてくる。同情など湧きもしないし、美談にもならないと思う。

 今さらではあるが、改めて述べておこう。美千代が万砂子に復讐をするという展開(第25回以降)は、原作には無い。全てドラマのオリジナルストーリーである。

 ここで突然、片桐の妻が万砂子のマンションを訪れた。
 何と、彼女の父の手術があるにも係わらず、片桐が仙台に駆けつけることが出来なくなったのは、万砂子のせいだと責任を押し付けたのだ。
 こんなエピソードを挟む必要などあるのか?万砂子をさらに窮地に追い込む展開にしたかったとはいえ、これは余計ではないだろうか。

 さらに、万砂子の家族がやって来たかと思いきや、万砂子の無謀な介護生活を止めることなく、次雄に土下座までしているではないか!ついこの間までは、信太郎を頼った方が良いと言っていたのに。なぜ家族の誰も万砂子を止めようとしないのか?・・・あ、「この親にしてこの子あり」、なのか・・・。
 オマケに伊吹一家が次雄を囲んでバースデーパーティーを開いているのを見て、笑いが止まらなくなった。冗談も程ほどにしてもらいたいものだ。この人たち、揃って頭がどうかしてると思われてもおかしくないぞ。
 次雄もやっと食事を口にするようになり、笑いさえ浮かべるようになった。それを喜ぶ伊吹一家だが、私は違う意味で笑い続けてしまった。
 しかし、こうも簡単に次雄の世話をしてやれる伊吹一家がお調子者だと思えてならない。家族の絆があればどんな難局も乗り越えられる、という展開にしたかったのか?余りにも薄っぺら過ぎて、もう笑いしか込み上げてこない。

 何と、万砂子を呼ぶまでに回復した次雄。
 それを万砂子が美千代に伝えると、
「急にそんなの・・・あり得ない!」
 また爆笑してしまった。美千代が視聴者の気持ちを余りにも的確に代弁していたから。

 信太郎と美千代がセックスしたことを、そのまんま陽平に告げた美千代。どういう展開になるかは、容易に想像が付くが・・・。


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